英検はともかく、中国語検定を履歴書に書いてくる人が少ない。今なら
ぜったい、中国語検定でしょう?トーイックはみんな点数出るけど、中
国語検定、人気ないのかなぁ。

人事でそんなことをぼやいていたら、語学好きな後輩が、通っているそ
うですわ。中国語の教室。スクールはサラリーマンでむんむんだそう。
女性は少ないっすねと言う。

中国語の教室とは、そうなんだろうね。やっぱり今後は中国語が必須だ
からねぇ。出張するにも、工場管理するにも、世界中どこいっても中国
人がいるしなぁ。

僕もしゃべってみたいな、中国語。そんなことを言ってたら、妻が通っ
てるサークルに、大学生の顧さんっていう中国人がきてるっていう。

私、顧さんに頼まれたから、今度から日本語教えるの。スクールにも行
ってるけど、日常会話を教えてほしいって。大学の図書館で教えて、少
しでもおこずかいにならないかなと思ってと。

なんでも顧さんは大学院生。将来は日本語の先生になりたいんだそう。
妻はたしかにきれいな日本語を話すから、誰かが紹介したらしい。中国
語の教室に行かなくても、スクール代を節約しつつも、文化交流ができ
るからいいんじゃないか。僕もならいたい。

顧さんは美人?と聞いたら、にらまれた。いや、そういう意味じゃない
んだけどね。携帯の写真を見せてもらったら、黒ぶち眼鏡の、おたく風
少女だ。見えないよね。中国の人には。

中国語の教室だと、今は日本のサラリーマンばっかりらしいよというと
、場所によるらしいわよと妻。顧さんもバイトで教えてるけど、郊外の
語学教室は、中国映画やドラマが好きな、人妻だらけってとこともある
らしいっていう話し。

そっち行ってみたいな、僕もと言いかけて、妻の冷たい視線に気づいて
、最後はもごもごとごまかしたんだけど、すでに言いたいことはバレバ
レだった。